話好きの大将の握る心地良い寿司(栄寿司小吉)

やっと故郷長崎で通いたくなるような寿司屋を見つけた。


東京で知り合った友人と急遽4年ぶりに会うということになり、お店を探しにふらふらと散策していた。平日とはいえ長崎で一番の繁華街である思案橋の駅の近くではなかなか入れるお店がない。

そうこうしているうちに近くに美味しい寿司屋があるというのを思い出し、だめ元で電話をしてみたところ席が準備できるとのことで早速向かってみる。思案橋から10分ほど歩くところに繁華街を抜けた静かな通りにある「栄寿司小吉」。店構えからして普通の町のお寿司屋という感じである。中に入ってみてもその印象は変わらずこじんまりとした10席ないぐらいのお店である。先客が一組いて大将と楽しそうに話している。


友人が少し遅れてくるとのことで、刺し身を何品かもらいつつ待つことに。〆てない鯖などをいただく。やはり九州の鯖は美味しい。


そしてこの店の大将、非情にニコニコしていて物腰が柔らかく楽しく話してくれる大将だった。この日は帰省で久しぶりに長崎に帰ってきたのだと話をしてからは、長崎のローカルトークで盛り上がる。○○高校の何々君とか知ってる?などなど。ホントのローカルトークである。

その後も友人を待ちつつと大将と話ながらビールを飲む。友人が来たところで、東京から帰省していてせっかくだからと、くじらの刺身などを出してもらうことに。このくじらの刺し身が口に含んだ瞬間に心地よい脂の香りが広がり口の中で溶けていき、今まで食べたくじらの中では一番美味しいものであった(が、写真をとりわすれてしまった)。


その後は握りのおまかせを頼む。

7貫の「一人前」「特上」

11貫「おまかせ」

があり、7貫値段も2000円前後・おまかせでも3600円と良心価格。


握りでも、くじらの握りや鯖のにぎりが特に絶品だった。


正直、技術でいうと東京にはもっと美味しいお店がごまんとあるだろう。ただ、大将の人柄、長崎でしか食べれないネタもあり帰省の度に伺うであろう寿司屋になるであろう。

栄寿司小吉

095-823-1220

長崎県長崎市籠町2-23

http://tabelog.com/nagasaki/A4201/A420101/42000796/

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